田中 修一
目指せ!日本アカデミー賞。
密かに、本気で狙っています(笑)。
営業部 ポストプロダクション技術課
田中 修一
Shuichi Tanaka
2011年入社/日本大学 芸術学部 映画学科卒
入社のきっかけは?
大学卒業後、他撮影所のポストプロダクションに9年間勤めていました。知識も技術も経験も身に付き、後輩も育つ中で、次のステップを考えはじめました。そんなときタイミングよく、角川大映スタジオが新規でポストプロダクション事業部をつくるという話が舞い込んだのです。映画系のスタジオで、ゼロからポストプロダクションをつくることは滅多になく、こんなチャンスはないと入社を決めました。まさにいままでやってきたことがダイレクトに生かせる仕事だったので、新しいチャレンジとしてはうってつけだと感じたのです。
仕事の内容は?
ポストプロダクション施設および技術の提供です。映像部門と音声部門がありますが、私が担当しているのは音のほう。主にフリーランスのスタッフに施設を貸しだし、技術的サポート、バックアップを行います。入社後は主にオペレーション業務を担当していただきます。キャリアを積む中でミキシング技術を磨き、作品を担当することもありますよ。
やりがいを感じる瞬間は?
担当した作品の評価が高く、視聴率や興行収入の数字が良いときは、うれしいですね。また、一緒に作品をつくる中で、「こうしたほうがいいのでは?」という提案が通り、監督から「いいね!」と言われたときにもやりがいを感じます。あとはやはりエンドロールに名前が載ること。先日も両親から「名前があったよ!」と連絡が来て。ちょっとは自慢できる息子になれたかな、親孝行できているのかな、と嬉しくなりました(笑)。
会社の良いところは?
若い人が多いことです。ポストプロダクション部門においては、私が一番年上ですから。上司・部下の関係性というよりも、仲間意識が強い。女性の比率も高いので、当たり前のことではありますが、男女関係なく、伸び伸びと働くことができます。ポストプロダクションの仕事は、“失敗しないが当たり前”です。だからキャリアの浅い人に任せるのは勇気のいることですが、うちはどんどんと任せていきます。もちろんチェックや指導はきちんとしますが、手痛い失敗をして覚えることもあります。寛容さを持ち合わせているのも当社の魅力の一つではないでしょうか。
現在の目標は?
日本アカデミー賞を獲ること。これ、心に秘めている野望です(笑)。世の中の多くの人に見てもらえる作品をたくさんつくっていき、その中で自分を評価してもらえたらなと考えています。角川大映スタジオの田中ではなく、田中という人間が角川大映スタジオにいるという評価を得たいですね。私だけでなく、後輩スタッフみんなが、そんな気持ちで日々の仕事に取り組んでくれたらと願っています。
どんな人と一緒に働きたい?
コミュニケーション力の高い人と一緒に働きたいです。この仕事をする上では、技術をウリにしたいと考えている人も少なくないと思いますが、技術や知識は入社してから覚えるもの。即戦力を求めるなら、中途入社で採用します。ですから新卒の場合は、受け答えや吸収力といった人間力を重視します。そういう人なら、技術もすぐに身につけていきますし、たくさんの人から評価されるようになります。

SCHEDULEある1日のスケジュール

  • 9:00
    足音や絹擦れなどフォーリーのオペレーション業務をします。音響効果の技師がつくりだした音を収録していきます。
  • 13:00
    音の編集作業を行います。一人で作業することもありますが、監督や技師が同席し、指示を受けるときもあります。
  • 15:00
    引き続き仕込みの作業をもくもくと根気よく行っていきます。
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